BLOG

2025/06/09 20:06

乾燥や肌荒れ、アトピー性皮膚炎など、肌の悩みは尽きません。
実は、そんな肌トラブルのカギを握っているのが、肌に住む「常在菌」だということをご存じでしょうか?

今回は、近年「美肌菌」として注目されている表皮ブドウ球菌と、それを守りながら肌環境を整える自然由来成分アカエゾマツ精油にフォーカスしてご紹介します。
さらに_アトピー性皮膚炎や「かくれ水虫(白癬菌)」についても触れていきます。

肌にすむ「美肌菌」って何?

最近SNSなどで「美肌菌」という言葉を目にしますよね。
もちろんそんな名前の菌があるわけではありませんが、美肌作りに役立っている菌のことを通称としてそう呼んでいるようです。
ではどのような菌が「美肌菌」と呼ばれているのでしょうか。

私たちの皮膚の表面には、目に見えない微生物が数多く存在しています。これらは「皮膚常在菌」と呼ばれ、善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスを取りながら共存しています。

その中でも、特に肌に良い影響を与えるとされているのが「表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)」。この菌は、肌をうるおし、外部からの刺激や病原菌から肌を守ってくれる頼もしい存在です。
そこでこの菌を「美肌菌」と呼ぶことがあるようです。頼もしいお名前!

「美肌菌」(表皮ブドウ球菌)3つの美肌作用

① 肌を弱酸性に保ち、悪玉菌の増殖を防ぐ

表皮ブドウ球菌は、汗や皮脂から乳酸やグリセリンなどを作り出し、肌の表面を弱酸性(pH4.5〜6.0)*に保ちます。

このpH環境が、美肌には大切です。
なぜなら、アクネ菌や黄色ブドウ球菌といった悪玉菌は中性〜アルカリ性で活性化するからです。
弱酸性を保つことで、自然に肌トラブルを防ぐことができます。

② 天然の抗菌物質で病原菌をブロック

表皮ブドウ球菌は「抗菌ペプチド」という天然の抗菌成分を出し、有害な菌の繁殖を抑えてくれます。

特に注目されているのが、アトピー性皮膚炎の原因菌とされる黄色ブドウ球菌に対する抑制力。これにより、かゆみや炎症などの悪化を防ぐ助けになります。

③ 免疫バランスを整え、炎症を抑える

さらに表皮ブドウ球菌は、肌の免疫細胞と連携して炎症を抑える働きもあることが分かってきました。

アトピー性皮膚炎などでは免疫が過剰に反応して炎症が悪化することがありますが、善玉菌がしっかり機能していれば、肌本来の防御力を保ちやすくなります。

アトピー性皮膚炎と表皮ブドウ球菌の関係

アトピー性皮膚炎の患者さんの肌では、善玉菌である表皮ブドウ球菌が減少し、代わりに黄色ブドウ球菌が増殖していることが多く報告されています。
名前が紛らわしいですが、黄色ブドウ球菌は病原性の強い悪玉菌です。
このバランスの崩れが、かゆみや炎症、肌バリアの低下を引き起こしているのです。
この状態を回避するには、黄色ブドウ球菌を除去するとともに、表皮ブドウ球菌を増やす必要があります。
つまり、表皮ブドウ球菌を育てること=肌を健やかに保つことに直結するのです。

表皮ブドウ球菌を守るスキンケアとは?

善玉菌を活かすには、「やさしいスキンケア」が不可欠です。間違ったケアで常在菌のバランスを壊していないか、ぜひ見直してみましょう。

● 美肌菌を守るスキンケアのポイント

  • 洗顔は1日2回まで。ゴシゴシ洗いはNG
  • 弱酸性・低刺激の洗浄剤を選ぶ
  • 保湿をしっかり。乾燥は菌バランスの大敵
  • 抗菌成分やアルコール入り化粧品は最小限に
  • 睡眠・栄養・ストレスケアも肌環境に影響

アカエゾマツ精油の力に注目!

そんな中、今注目されているのが北海道産の天然成分「アカエゾマツ精油」です。

地元北海道の様々な「推し素材」を使ってペット向け製品を作り始めたのがヘルシーアニマルズなのですが、
あまりの有能さに人間向けにも製品化したい素材がいくつも現れてきました。
その一つが「北海道産アカエゾマツ精油」です。
ペットはもちろん、人間の肌トラブルに対しても有効なので、弊社は「SNQ」(スンク)(アイヌ語でアカエゾマツという意味です)で人間向けのスキンケア製品も製造販売することにしました。

この精油は、北海道の森に自生するアカエゾマツの葉や枝から抽出され、肌にもやさしい天然の抗菌・芳香成分として知られています。
抗菌、消臭、防虫効果にすぐれ、天然成分のやさしい効き目でお肌をしっかり守ってくれます。

【参考リンク】かくれ水虫やアトピーからお肌を守る!人用にアカエゾマツ精油のクリームを作りました!

【参考リンク】ヒトにも嬉しい効能がいっぱい。もっと知りたい!北海道の木・アカエゾマツの力

アカエゾマツ精油がもたらす3つのメリット

① 有害菌だけを抑える「選択的抗菌力」

アカエゾマツ精油は、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌に対してはしっかりと抗菌作用を発揮する一方で、表皮ブドウ球菌への影響は少ないとされています。

つまり、「悪い菌は抑え、良い菌は守る」という、理想的なバランスを叶えてくれる成分なのです。

② 防臭効果で肌を清潔に保つ

汗や皮脂が原因のニオイを引き起こす菌にも効果があり、防臭ケアとしても優秀です。
デリケートゾーンや足、ワキなど、ニオイが気になる部位にも安心して使えます。

③ 肌にも心にもやさしい香り

アカエゾマツの香りは、まるで森の中にいるような清々しさです。
リラックス効果やストレス緩和も期待でき、肌荒れの一因となる心身の緊張をゆるめてくれます。

かくれ水虫(白癬菌)にも期待される抗真菌作用

足の裏や指の間がなんとなくかゆい、皮がむける、かかとがガサガサになる、でも市販薬が効かない…。そんな症状がある方は「かくれ水虫」、つまり白癬菌による初期感染の可能性があります。

アカエゾマツ精油には、白癬菌(トリコフィトン属)に対しても抗真菌作用を示すことが実験レベルで報告されています。天然由来で肌への刺激が少なく、しかも真菌の増殖を抑える可能性があるという点で、足や爪のスキンケアや、靴・靴下の除菌対策にも応用が期待されています。

特に、皮膚バリアが低下している方やアトピー体質の方は、水虫が見過ごされやすく進行しやすいため、自然なかたちでのケアとしても有用です。

アカエゾマツ精油を改善に用いた、かくれ水虫の改善例をご紹介します(お食事中の方はご注意くださいね)

この方はいわゆる「かかと水虫」でした。
かかと水虫はかかとの角質内部に入り込み繁殖して潜伏します。
皮ふがガサガサになったり表皮がささくれるので乾燥肌と間違いやすく注意が必要です。
角質が柔らかくなったお風呂上がりに人間用にアカエゾマツ精油の濃度を高くした「アカエゾマツプロテクトクリームを塗り続けていたら、いつの間にかガサガサがすっきりしていたそうです。

お顔のアトピーでお困りだったお客さまがアカエゾマツスキンケアシリーズを使って
キレイになったbefore&afterもごらんください。
長年アトピーでステロイド剤をお使いでしたが、あまり改善が見られなかったので、
石けん、スキンプロテクトオイルをお試しいただいて1か月ほどの結果です。

お肌の赤み、質感ともにキレイになりましたね!
石けんで洗ってオイルを塗るだけなので、男性でもとても簡単に続けられたということです。
今はもうステロイド剤の使用もストップできました。

もちろんステロイド剤による治療を否定するものではありませんが、
長く使って改善が見られない場合、そのままずっと使用し続けることに疑問が出てくると思います。

表皮ブドウ球菌を守りながら、悪玉菌や白癬菌、ニオイ菌をコントロールしてくれるアカエゾマツ精油は、常在菌を育てるスキンケアにぴったりの成分です。

アカエゾマツ精油を配合した化粧水やクリーム、マスクスプレー、フットケア製品、デオドラントなどがナチュラル志向の人々の間で注目を集めています。
弊社が作っているアカエゾマツのスキンケアシリーズ「SNQ」もラインアップが増えてきました。
ライン使いでより一層アカエゾマツの良さが引き出されますので、石けんで洗顔→オイルまたはクリームで保湿がおすすめの使い方です。


【美肌菌ケア】オーガニック アカエゾマツ石鹸 90g【ニキビ・アトピー皮膚炎・吹き出物・保湿】 

【美肌菌ケア】アカエゾマツ スキンエッセンスオイル(美容オイル)アトピー性皮膚炎、くすみ、乾燥におすすめ。 

【美肌菌ケア】アカエゾマツ クレンジングオイルパック(アトピー性皮膚炎、乾燥、くすみ、ニキビ、くすみが気になる方おすすめ) 

NEWSLETTER

  • ABOUT
  • BLOG
  • メンバーシップ
  • マイページ
  • CONTACT